建売住宅の内見をすると「キッチンの背面がスカスカ…」と驚く方が多くいます。建売住宅ではカップボード(食器棚・背面収納)が標準でついていないケースがほとんどで、購入後に自分で選んで設置するのが一般的な流れです。
この記事では、建売住宅のカップボード事情と、後付けする際の費用目安・種類別の特徴・選び方を整理します。
この記事でわかること
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- 建売住宅にカップボードがついていない理由
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- 後付けする場合の費用目安(既製品・造作・DIY別)
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- 購入前に確認すべきスペースのポイント
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- 選ぶ際の判断基準
建売住宅にカップボードがない理由
建売住宅は「ライフスタイルに合わせて選んでもらう」という設計思想から、カップボードを意図的に省いているケースが多いです。建売住宅の内見は見学だけでOK?でキッチン周りを重点的に見ておくとよいでしょう。
家族構成・キッチン家電の種類・調理スタイルによって必要な収納量は大きく異なるため、標準装備にするより「購入後に自分で決める」方が後悔が少ないという考え方です。建売住宅の探し方で候補物件を絞り込みつつ、設備の確認を進めましょう。
ただし「最初から設置されていると思っていた」という方が一定数いるため、内見時に背面スペースの寸法を確認することが重要です。建売住宅はカーテンレールがついてないや建売住宅は網戸がないことは普通なのか?と同様、標準仕様で省かれがちな設備は事前確認が肝心です。
カップボードの種類と費用目安
① 既製品(システムキッチンメーカー品)
LIXILやPanasonicなどのキッチンメーカーが出しているカップボードで、キッチンとシリーズを揃えることで統一感が出ます。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| ロータイプ(収納のみ) | 20〜40万円(設置工事込み) |
| トールタイプ(収納+吊り戸棚) | 35〜70万円(設置工事込み) |
デザインの統一感と品質の安定感が魅力ですが、サイズの融通が利きにくい点があります。建売住宅の洗面台はダサい?とあわせてキッチン周りの印象も確認しておくとよいでしょう。
② 汎用品(ニトリ・IKEAなど)
ホームセンターや量販店で購入できる既製品で、コストを抑えたい方に向いています。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 単体のカップボード | 3〜15万円 |
| 食器棚セット(ハイタイプ) | 8〜30万円 |
設置工事不要(置くだけ)のものが多く、引っ越し後すぐに使えます。デザインはキッチンと揃わないことが多いですが、コストパフォーマンスは高いです。
③ 造作(オーダーメイド)
大工や工務店に依頼して、スペースに合わせてオーダーで作る方法です。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 造作カップボード | 40〜150万円(デザイン・素材による) |
完全に空間に合わせられるため、デッドスペースなく収納を最大化できます。費用は高くなりますが、LDK全体の雰囲気を高めたい方に向いています。
④ 既存の棚を持ってくる・DIY
現在使っている食器棚をそのまま持ってくるか、自分でDIYする方法です。費用を最小限に抑えられますが、スペースに合わない場合や耐荷重の問題が出ることがあります。
購入前に確認すべきスペース寸法
内見時に必ずメジャーで計測しておくべき寸法があります。
| 確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 背面の幅 | 設置できるカップボードの最大幅 |
| 天井高さ | 吊り戸棚の高さ設計に影響 |
| コンセントの位置と数 | 炊飯器・電子レンジ・ウォーターサーバーの配置 |
| 床の素材 | キャスター付き家具を置くと傷つく場合がある |
特にコンセントの位置と数は重要です。カウンター上に家電を複数置く場合、コンセントが足りない・位置が合わないと延長コードが必要になります。
選び方の判断基準
| 状況 | おすすめの選択肢 |
|---|---|
| 予算を抑えたい | 汎用品・既存の棚を流用 |
| キッチンと統一感を出したい | メーカー既製品 |
| スペースを無駄なく使いたい | 造作 |
| 入居後に使いながら決めたい | まず汎用品→後から造作に変更 |
「最初から完璧を目指す」より「まず使い勝手を確認してから投資する」という判断も合理的です。建売新築一戸建ての購入経費の内訳や建売住宅を購入する場合の諸費用を含めた総額に設備費を組み込んでおくと、予算オーバーを防げます。
設置前に確認すべき電気・ガス工事の有無
カップボードの選び方は「収納量・デザイン」だけではなく、「電気工事が必要かどうか」によっても変わります。
電気工事が必要になるケース
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- 炊飯器・電子レンジ・コーヒーメーカーを同時に使う場合、専用コンセントを1〜2口増設することがある
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- 蒸気が出る家電(炊飯器・電気ケトル)は吊り戸棚の真下に置かないよう配置を考える必要がある
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- IHクッキングヒーターの場合、キッチン家電のコンセントと回路が別になっていることを確認する
電気工事は工務店・電気工事業者に依頼します。住宅購入諸費用をローンに組み込むためには設備費を総予算に含める方法も確認しておきましょう。
キッチン家電の配置計画を先に決める
カップボードを選ぶ前に「どこに何を置くか」を決めると、スペースを無駄なく使えます。
主なキッチン家電とスペースの目安
| 家電 | 幅 | 奥行き | 高さ | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 電子レンジ(30L) | 約50cm | 約45cm | 約35cm | 上部に換気スペース必要 |
| 炊飯器(1升) | 約35cm | 約35cm | 約35cm | 蒸気が出るため吊り棚直下は避ける |
| トースター | 約35cm | 約30cm | 約25cm | 側面・上部の熱対策が必要 |
| コーヒーメーカー | 約25cm | 約35cm | 約40cm | 給水のしやすさも確認 |
| ウォーターサーバー | 約35cm | 約35cm | 110〜140cm | 床置きの場合、別スペースが必要 |
全ての家電を並べたときの「合計幅」と背面スペースの幅を事前に比較してください。スペースが足りない場合は、家電の一部を食器棚上に移動したり、ウォーターサーバーの位置を変えたりする工夫が必要です。
入居後に後悔しないカップボード選びの流れ
引き渡し前(内見時)にやること
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- 背面スペースの幅・奥行き・天井高さをメジャーで計測
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- コンセントの位置と数を確認
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- 窓・換気扇の位置がカップボード設置に干渉しないか確認
引き渡し後〜入居前にやること
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- 持ち込む家電のサイズをリストアップ
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- カップボードの候補を絞り(汎用品・メーカー品・造作)、ショールーム見学
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- 納期を確認し、入居に間に合うよう発注
入居後1〜3ヶ月の生活で判断できること
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- どこの収納が使いやすい・使いにくいか
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- コンセントが足りているか
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- 吊り戸棚の高さは使えているか(身長・使用頻度との関係)
実際に生活してから造作・大型カップボードを発注するという「段階的な投資」も合理的な選択です。最初は汎用品で生活し、1年後に理想のカップボードを設置する方も多くいます。
よくある質問Q&A
- 建売住宅にカップボードが付いていないのはなぜですか?
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コストダウンと好みの多様化が主な理由です。カップボードは食器棚の好みや収納量の希望が人によってかなり違うため、標準仕様に含めないビルダーが増えています。「どうせ好きなものを後から買いたい」という購入者が多いのも実情です。ただ入居後に「やっぱり必要だった」とあわてて注文するケースも多いので、資金計画には含めておくと安心ですよ。
- 後付けするならどんなカップボードを選ぶとよいですか?
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造り付け(工務店依頼)か、既製品の設置かで仕上がりも費用も変わってきます。造り付けはキッチンとの統一感が出て見栄えが良いですが、既製品より割高になりがちです。ニトリやIKEAの既製品なら5〜20万円台で揃うので、コスパを重視するなら十分な選択肢です。ただ壁との隙間処理や転倒防止の施工は必ずプロに依頼することをおすすめします。
- カップボードを後付けするときに気をつけるべき点はありますか?
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コンセントの位置が一番よく問題になります。炊飯器・電子レンジを置く場合、蒸気排出スペースと専用コンセントが必要で、内見時には「カップボード設置予定位置のコンセント数」を確認しておきましょう。スペースが足りなくてカップボードが置けなかった、という話も珍しくないです。キッチン背面の壁幅と上部収納との干渉もチェックポイントです。
- 造り付けカップボードの費用相場はいくらくらいですか?
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ハウスメーカーや工務店に依頼する造り付けカップボードは、幅180cm程度で30〜60万円が一般的な相場です。システムキッチンと同メーカーで統一すると見栄えがよくなりますが、費用は高めになります。既製品なら10〜25万円程度で済むことが多いので、予算と見た目のバランスで選ぶのが現実的です。入居前に工務店に依頼するとキャンペーン価格になることもあるので、引き渡し前に相談してみましょう。
- カップボードなしのまま生活してみてから検討してもいいですか?
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入居後しばらく使ってから決めるのはアリですが、キッチンに収納がないと生活が想像以上に不便になる方が多いです。実際、入居後1〜3か月以内に「やっぱり必要」と注文するケースが多いです。後から工事を入れると費用が割高になることもあるので、資金の余裕があるなら引き渡し前後に注文しておくのが結果的にお得です。入居後の工事は生活しながらになるので、その点も考慮しておくとよいですよ。
まとめ
| 選択肢 | 費用目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| メーカー既製品 | 35〜70万円(設置込み) | 統一感・品質を重視 |
| 汎用品 | 8〜30万円 | コスト重視・すぐ使いたい(建売住宅は網戸がないなど他設備もあわせて確認) |
| 造作 | 40〜150万円 | スペース最大活用・デザイン重視(建売住宅の仲介手数料無料会社ランキングで信頼できるリフォーム相談先も選べます) |
| 既存品・DIY | 0〜5万円 | とにかくコストを抑えたい |
建売住宅のカップボードは「なかった」ではなく「自分で選ぶ余地がある」という考え方もできます。スペース寸法を確認し、予算と優先順位に合った方法で設置してください。知らないと損する建売住宅にひそむ7の注意点や建売住宅の購入で後悔したことランキングも設備確認の参考になります。内見時の全体チェックは新築戸建て内覧会・内見のチェックリスト16選、契約前の確認は建売新築住宅の契約前に確認すること、建売新築一戸建てはなぜ安いのか?もあわせてご覧ください。

