建売の新築一戸建てを見学すると、多くの方が最初に驚くポイントがあります。
それは、「あれ、カップボードが無い…?」という事実です。
キッチン本体はしっかり設置されているのに、背面の収納スペースはまっさら。
棚も引き出しもなく、ただの壁が広がっているだけ。
初めて建売住宅を検討する人にとっては、少し拍子抜けしてしまう瞬間かもしれません。
しかし、これは建売住宅ではごく一般的な仕様です。
カップボードは“標準では付かない”ことが多く、購入者が自分で選んで設置するのが一般的な流れになっています。
とはいえ、カップボードと一口に言っても、メーカー品からオリジナル造作、DIYまで選択肢は幅広く、費用も数万円から数百万円までピンキリ。
「どれを選べばいいのか分からない…」と迷ってしまう人も多いでしょう。
この記事では、そんな建売住宅のカップボード事情について、
費用感・種類・選び方・注意点を、できるだけ分かりやすく解説していきます。
あなたの新しい住まいが、より快適で使いやすいキッチンになるよう、ぜひ参考にしてみてください。
- 建売住宅(新築一戸建て)の購入を検討している。
- 建売新築一戸建てでカップボードを付けたいと考えている人
- 建売新築一戸建てでカップボードを付ける場合の費用を知りたい人
建売新築一戸建てのキッチンスペースに収納を増やす方法
王道のカップボード設置
まず最初に検討されるのが、やはり「カップボードを設置する」という王道の方法です。
建売住宅ではカップボードが付かないことが多いため、購入後に自分で選んで取り付けるケースが一般的。
キッチンは毎日使う場所だからこそ、収納力やデザイン性は生活の満足度に直結します。
カップボードを選ぶ際に多くの人が悩むのが、「キッチンと同じメーカーにするべきか?」という点です。
同じメーカーで揃えると統一感が出て、見た目もスッキリ。
一方で、あえて別メーカーを選んでアクセントをつけるという楽しみ方もあります。
白いキッチンに濃いグレーのカップボードを合わせたり、思い切って赤やネイビーを取り入れたり。
背面収納はリビングからも見えるため、色や質感を変えるだけで空間の印象がガラッと変わります。
では、実際にどれくらいの費用がかかるのか。
一般的な既製品のカップボードは、30万〜70万円程度が相場です。
収納量や引き出しのグレード、吊り戸棚の有無などによって価格は変動します。
● カップボードの魅力とメリット
- 収納力が圧倒的に増える
- 家電置き場が整理され、生活感が出にくい
- キッチン全体の統一感が出る
- ゴミ箱スペースを組み込める
- 引き出し式収納で使い勝手が良い
毎日使うキッチンだからこそ、カップボードの有無で生活の快適さは大きく変わります。
今の自宅の棚を持ってくる
次に検討されるのが、「今使っている棚をそのまま持ってくる」という方法です。
これは最もシンプルで、そして最も費用がかからない選択肢。
引っ越しのタイミングで家具を買い替える人も多いですが、今の棚がまだ使えるのであれば、無理に買い替える必要はありません。
建売住宅のキッチンスペースは、ある程度の広さが確保されていることが多く、既存の棚を置いても十分に収まるケースがほとんど。
ただし、サイズが合わない場合や、家電の配置がしにくい場合もあるため、事前に寸法を測っておくことが大切です。
また、引っ越し後に「やっぱり新しいカップボードが欲しい」と思ったら、そのタイミングで買い替えるのもアリ。
最初から完璧を目指さず、生活しながら必要な収納を整えていくのも賢い方法です。
● この方法のメリット
- とにかく費用がかからない
- 引っ越し後すぐに使える
- 生活しながら必要な収納を見極められる
DIYでカップボードを作る
最近はDIYブームもあり、「自分でカップボードを作る」という選択肢も注目されています。
もちろん、これは上級者向けの方法ではありますが、費用を抑えつつ、自分好みのデザインに仕上げられるのが大きな魅力です。
DIYで作る場合、ホームセンターで板材を購入し、棚やカウンターを組み立てていきます。
既製品にはないサイズ感や色味、質感を自由に選べるため、世界にひとつだけのカップボードが完成します。
ただし、耐荷重や家電の熱対策、コンセント位置など、考えるべきポイントは多め。
DIYに慣れていない人には少しハードルが高いかもしれません。
● DIYの魅力
- 低コストで作れる
- 完全オリジナルのデザインが可能
- 家の雰囲気に合わせて自由に調整できる
参考サイト ⇒ DIYでもできる!カップボードの作り方 | さんぽmichi
オリジナルのカップボードもアリ
200万円以上かかることもある
最後に紹介するのが、「オリジナル造作カップボード」。
これは、いわゆる“フルオーダー”のカップボードで、デザイン・サイズ・素材すべてを自分好みにカスタマイズできます。
ただし、費用は既製品とは比べものにならず、200万円以上かかることも珍しくありません。
なぜここまで高額になるのかというと、設計から製作まで多くの工程が必要だからです。
メーカーや工務店の担当者が現地調査を行い、図面を作成し、あなたの要望を反映しながら何度も修正を重ねていきます。
さらに、量産品ではなく一点ものとして工場で製作するため、どうしてもコストが高くなります。
とはいえ、リビングの主役になるような美しいカップボードが完成するため、こだわりたい人には非常に魅力的な選択肢です。
● 造作カップボードの魅力
- デザインの自由度が圧倒的
- リビング全体の雰囲気を高級感ある空間にできる
- 家電やゴミ箱のサイズに合わせて設計できる
まとめ
建売新築一戸建てでは、カップボードが標準で付かないことが多く、購入後に自分で選ぶ必要があります。
その選択肢は大きく分けて4つ。
- 既製品のカップボードを設置する(30〜70万円)
- 今の棚をそのまま持ってくる(0円)
- DIYで作る(低コスト・上級者向け)
- 造作カップボードを依頼する(100〜200万円以上)
どれが正解というわけではなく、あなたの予算・生活スタイル・こだわり度によって最適な選択は変わります。
「とりあえず収納が欲しい」という人は既製品や今の棚で十分。
「せっかくの新居だからこだわりたい」という人は造作も魅力的。
「自分で作るのが好き」という人はDIYも楽しい選択肢です。
カップボードは、キッチンの使い勝手を大きく左右する重要な設備。
毎日使う場所だからこそ、後悔しないようにじっくり検討してみてください。
あなたの新しい住まいが、より快適で心地よい空間になることを願っています。

