家を買おうかな…と考え始めたとき、
ほぼ確実に最初に浮かぶ疑問があります。
それが、
「頭金って、どれくらい用意すればいいの?」
というもの。
実際に不動産屋さんに相談してみても、
- 「頭金の考え方は人それぞれですよ」
- 「用意できるだけあった方がいいですね」
- 「頭金0円でも購入できますよ」
など、担当者によって言うことがバラバラで、
逆に混乱してしまう人も多いんです。
そこでこの記事では、
あなたが本当に知りたいであろうポイントを、
ひとつずつ丁寧に、分かりやすく解説していきます。
- 新築戸建ての購入を検討している人
- 頭金0円で買いたい人
- 手付金と頭金の違いについて知りたい人
頭金と手付金について
頭金の話をする前に、必ず押さえておきたいのが「手付金」との違いです。
この2つを混同してしまうと、頭金0円の仕組みが理解できなくなります。
ここが最初のつまずきポイントなので、丁寧に整理していきます。
手付金
手付金は、売買契約を結ぶその瞬間に支払うお金です。
つまり、
「この家を買います」という意思表示の証拠金のようなもの。
一般的な相場は物件価格の5%ほど。
たとえば3,000万円の家なら、
150万円を現金で用意する必要があります。
そして重要なのは、
この手付金は銀行から借りてはいけない
という点。
なぜかというと、
住宅ローン審査に悪影響が出てしまい、
最悪の場合、審査が通らなくなる可能性があるからです。
貯金がない場合は、
親から一時的に借りるなどして、
どうにかして現金で用意する必要があります。
頭金
一方の頭金は、
不動産購入にかかる費用に自由に使える自己資金
のこと。
- 物件価格に充ててもOK
- 購入時の諸費用に充ててもOK
- リフォーム費用に充ててもOK
つまり、
「家を買うために使う自己資金全般」を指す言葉です。
手付金と頭金の違いや手付金の性質についてはこちらのページで詳しく解説しています ⇒ 建売新築の購入で直面する手付金とは?頭金との違いをわかりやすく解説 – 土地と戸建ての住宅メディア
頭金なしは可能!0円は可能!
ここからが、多くの人が一番気になる部分です。
ネット広告でもよく見かける「頭金0円」。
これって本当に可能なのか、裏があるのか、気になりますよね。
結論から言うと、
頭金0円で購入することは可能です。
ただし、ここには少しだけ“仕組み”があります。
実質頭金0円という意味あいである
「頭金0円なのに手付金は必要?」という疑問を持った方は鋭いです。
実はこの矛盾のように見える部分こそ、
頭金0円の仕組みを理解するための重要ポイント。
ここでは、実際の取引の流れに沿って、
どうして頭金0円が成立するのかを丁寧に説明します。
売買契約金額を3,000万円、手付金を150万円と想定。
- 不動産内見
- 購入申し込み
- 住宅ローン事前審査を承認を取得
- 手付金は売買契約締結と同時に支払い(150万円)
- 住宅ローン本審査承認
- 住宅ローン契約
- 不動産残代金決済(3,000融資を受け、2,850万円の支払)
大まかには上記の流れが不動産売買取引です。
ここで注目してほしいのは、
最後の決済時に銀行から3,000万円を借りるのに、実際に支払うのは2,850万円だけ
という点。
つまり、
150万円が手元に戻ってくる
ということです。
この150万円は、
契約時にあなたが支払った手付金。
決済時にローンで“立て替えられる”形になるため、
あなたの手元に戻ってきます。
これが、
「実質頭金0円」の正体
です。
一時的に手付金を用意できれば頭金なしは実現できる!
ここまで読んでいただくと、「なるほど、そういうことか」と腑に落ちてきたはずです。
つまり、頭金0円で買うために必要なのは、
“最終的にお金を持っていること”ではなく、
“一時的に手付金を用意できること”。
たとえば150万円の手付金が必要なら、
親に借りるなどして一時的に用意します。
契約時に150万円を支払いますが、
1〜2か月後の残代金決済で、
その150万円は丸々戻ってきます。
だからこそ、
「頭金0円で買えます」という広告は嘘ではありません。
ただし、
“実質的に0円”という意味合いが正しいのです。
頭金なしを実現できる条件とは
では、誰でも頭金0円で買えるのか?というと、そうではありません。
頭金0円を成立させるには、最低限クリアすべき条件があります。
条件 1 手付金分を一時的に用意できる
これは必須です。
ただし、
どうしても全額用意できない場合は、
不動産会社に相談すると調整できるケースもあります。
条件 2 住宅ローン審査で満額承認になる
頭金0円で買うということは、
物件価格の全額を借りるということ。
当然、審査はシビアになります。
審査では、
- 勤務先の規模
- 勤続年数
- 年収
- 年齢
- 他の借入状況
など、細かくチェックされます。
満額承認が出ない場合は、
頭金0円での購入は難しくなります。
まとめ
最後に、この記事の内容をシンプルにまとめておきます。
- 頭金と手付金はまったく別物
- 頭金0円は可能だが、実質0円という意味
- 手付金を一時的に用意できれば頭金0円は実現できる
- ただし住宅ローン審査で満額承認が必要
ネット広告の「頭金0円」は確かに正しいのですが、
実際には“実質0円”という意味合いが強いです。
事前に知っておくことで、
不動産会社との相談もスムーズになり、
不安なく購入検討が進められるようになります。
あなたの不動産購入の判断材料として、
少しでも役に立てば嬉しいです。
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